日本のMILCOOLとアメリカのMICHAEL Cが、フィーチャーマッチに登場した。
「普段どんなことをして過ごしていますか?」という事前インタビューの質問に、ただ一言だけ書かれた回答。
レジェンズ。
これだけで、MILCOOLを表すには十分すぎるであろう。
最強の戦士を目指す日本人が、ここに現れたのだ。
一方、アメリカのMICHAEL Cは、対照的に様々な趣味を回答欄に書き込んでいる。
イベントを楽しみたいと語るMICHAEL C。彼の遊び心はインタビューの随時で見て取れる。クリリンの勝利ポーズが面白いと語り、「相手をおびき出すのが得意」だと言い、「様々なデッキと戦いたい」という意気込みを見せてくれた。
対照的な二人の戦士が、スポットライトの下に立つ。
WINNERS TOP16、最後のフィーチャーマッチの火ぶたが今、切って落とされた。
GAME 1
MILCOOL使用パーティ・バトルメンバー
MICHAEL C使用パーティ・バトルメンバー
MILCOOL駆るガールズタイプが積極的に攻める展開となったGAME 1。グレートサイヤマン2号の打撃からリブリアンに繋ぐと、そのままメインアビリティを使用。ザマスを交代不可にしたところで究極アーツをヒットさせ、まずは厄介な不死身を剥がすことに成功する。
リジェネレーションズタイプの軸となるザマスを無力化されてしまったMICHAEL C。しかしこちらも負けてはいない。こちらの選出しているセルに対して打点のあるキャラクターがグレートサイヤマン2号しかいないことを見切っていたMICHAEL Cは、スラッグのライジングラッシュを仕掛ける。
不利な状況を打破するこの攻防は――MILCOOLに軍配が上がる!このライジングラッシュを見事に当てたのだ。これには思わずMICHAEL Cも笑みをこぼす。
ゲームを動かしたのはMILCOOL。次々とバトルキャラクターたちを回転させ、ザマスに続いてスラッグにもダメージを蓄積させていく。
スラッグをぎりぎりまで追い詰めたところで気力を使い果たしてしまったが、ここでマイに交代して気力回復。このファインプレーによってスラッグを無事落とし、まずは一歩リード。

いや、一歩どころではなかった。既にMICHAEL Cの手持ちは手負いのザマスとセル。ザマスに瞬く間にMILCOOLが襲い掛かると、あっという間に残るはセルのみに。
そしてセルに対抗するは、ライジングラッシュを生き延びたグレートサイヤマン2号。
そのグレートサイヤマン2号のライジングラッシュにより、MILCOOLがフィーチャーマッチのGAME 1を見事に先取した。
GAME 2
MILCOOL使用パーティ・バトルメンバー
MICHAEL C使用パーティ・バトルメンバー
両者がファミリータイプパーティを送り出すGAME 2。緑のキャラクターのいないMICHAEL Cにとっては、MILCOOLの悟飯がとにかく厳しいが、果たして。
回避読みの連続で体力を削りにかかったのはMICHAEL C。だが勝負を動かす一手を打ったのはまたしてもMILCOOL!
射撃アーツの上からライジングラッシュを被せようとするMICHAEL Cに対して、逆にMILCOOLがライジングラッシュを決める!
勝負は3対2とMILCOOLが優勢に。
続いて悟空を繰り出すMICHAEL Cだが、MILCOOLの猛攻は続く。MILCOOLの悟天の火力の前に見る見る内にMICHAEL Cの悟空の体力は減っていき、あっという間に危険水域へ。
ここでMICHAEL C、悟空から悟天へのチェンジを試みない。これは悟空を犠牲にすることで悟天の火力を底上げし、逆転勝利をする狙いだ。

そしてMICHAEL Cの思惑通りに事は運ぶ。悟天と悟天の対面で、バニシングゲージがないことを確認した上で、ライジングラッシュ!
この一撃を耐えられるはずもなく、体力マックスだったMILCOOLの悟天が沈む。これで残りは1対2。
「まだわからない」
そう言わんばかりの、MICHAEL Cの華麗なプレイ。
だがMILCOOLは1枚上手だった。
的確な攻撃と回避を繰り返し、悟天へ打撃のコンボを繋げていく。そのままMICHAEL Cの悟天に一度も抵抗をさせないまま、見事にMILCOOLは打撃だけでこのMATCHの勝者となったのだった。
MILCOOL Win!
MILCOOL「率直に、嬉しいです」
言葉は少なく。だが熱き闘志を胸に秘め、MILCOOLはWINNERS TOP8へ駆けあがる。
MICHAEL C「お互いに全力を尽くしましたが、運もあって最後負けてしまいました」
試合中も終始笑顔を見せていたMICHAEL C。次の試合もきっと全力で力を出し、楽しむに違いない