LOSERSもいよいよROUND 4。このROUNDでは、日本のMASAKATSUとフランスのICHIZOKUが、LOSERS SEMIFINALへの椅子を賭けて戦う。
二人のここまでの道のりは対照的だ。MASAKATSUはWINNERS SEMIFINALSで初めての敗北を喫し、このLOSERS ROUND 4の対戦テーブルに着いている。
一方のICHIZOKUは、初戦で敗退し、LOSERS ROUND 1からコツコツと勝利を積み重ね、この舞台に駆け上がってきた。
対照的な二人の選手。だが彼らには共通点があった。それは敗北した相手だ。
ICHIZOKUは初戦に、MASAKATSUはWINNERS FINALSで、それぞれCHICKEN319に敗北しているのである。
チャンピオンに輝くためには、そしてCHICKEN319にリベンジするためには、ここで敗北するわけにはいかない。
最強の戦士のプライドとLOSERS SEMIFINALを賭けた戦いが、今始まる。
GAME 1
MASAKATSU使用パーティ・バトルメンバー
ICHIZOKU使用パーティ・バトルメンバー
ICHIZOKU選手が誤って電源ボタンを押してしまったため、ゲームロストとなりました。
GAME 2
MASAKATSU使用パーティ・バトルメンバー
ICHIZOKU使用パーティ・バトルメンバー
ファミリータイプでしかも選出メンバーも全く同じというこの戦い。必然的にプレイヤースキルの問われるゲームとなる。
互いの悟天が必殺アーツをヒットさせあう白熱の序盤戦。ダメージの蓄積量はほぼ同じで、この大事な一戦できちんと集中できているのが伝わってくる。
先に攻めたのはICHIZOKU。中距離射撃を放ち、回避してきたタイミングを好機と見て、悟天でライジングラッシュを発動!しかしきちんとこれを見切っていたMASAKATSUは見事回避する。
交代ができず、バニシングゲージもない瞬間をMASAKATSUは逃すことなく、ライジングラッシュ!もちろんこれはヒットするのだが、アーツ選択を見事にICHIZOKUは的中!
これによってMASAKATSUの有利も消え、勝負は再び五分に。
この状況を打破しようと互いに攻め合うが、ICHIZOKUが一歩先んじる。悟飯(RED)の戦いで打撃アーツを叩き込むと、そのまま射撃アーツを連打!一気に体力を25%ほどまでに落としにかかる。
一気に悟飯(RED)を失いそうになってしまうMASAKATSUだが、一度の回避が状況を変えた。反撃をしっかり入れると、悟飯(BLU)までしっかりとコンボを繋ぎ、締めは究極アーツ!直前にICHIZOKUが出した悟天の体力を1割ほどまで落とした。
ICHIZOKUもすぐさま反撃を開始する。悟天で射撃アーツを放っていき、交代を促させながら、ライジングラッシュを発動するためのドラゴンボールを集める。後一つ、ドラゴンボールが揃えばライジングラッシュでMASAKATSUの悟天を戦闘不能にできるのだ。
だが、ドラゴンボールはなく。残り体力の少ない悟天がチェンジしたのを見て、MASAKATSUが落ち着いてICHIZOKUの悟飯(BLU)をK.O.。
この攻防があまりにも大きすぎた。
悟飯(RED)、悟天ともに既に大幅に体力を削られてしまっている状況では、思うように攻撃を繰り出せない。
MASAKATSUのライジングラッシュこそ紙一重で避けるものの、その後をしっかりと狙われ、打撃によるコンボで悟飯(RED)もK.O.に。
残る悟天で決死の粘りを見せるものの、一縷の望みを賭けて放ったライジングラッシュはコンボミスによって繋がらない。フルフォースブーストのブースト時間が僅かに長かったのを、MASAKATSUは見逃さなかったのだ。
最後まで完璧なプレイで締めくくったMASAKATSUが、LOSERS SEMIFINALSに駒を進めたのだった。
MASAKATSU Win!
ICHIZOKU「お互いのレベルはほとんど同じだったと思っていて、そうなると大切なのは相手を分析することでした。1ゲーム目は勝てそうだったんですが、スマホの操作で負けになって残念です。ロックのボタンが画面と近かったのでつい触ってしまって……。でも大会全体を振り返ってみると、トップ8に入れたので、自分としては悪くない成績だったと思います」
初戦で敗北を喫しながらも見事にLOSERS ROUND 4まで勝ち進んだICHIZOKUに、まずは拍手を。
MASAKATSU「1ゲーム目はいい感じでの勝利ではなかったんですけど、2ゲーム目でしっかり切り替えて勝ちを取れたのがよかったかなと思います。次の試合も勝てるように頑張ります」
一度の敗北を乗り越えてLOSER SEMIFINALに挑むMASAKATSUに、声援を。