カバレージ

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WINNERS FINAL:CHICKEN319 VS MILCOOL

 ついに始まったWINNERS FINAL。
 最強の16人が集うこのトーナメントで勝ち続けた者だけが座れるこのWINNERS FINALの椅子に腰を下ろしているのは、二人の日本人選手だ。

 まずはCHICKEN319。
 PvP過去最高順位3位の実力を持つ彼は、普段は大学で勉学に励む学生だ。
 海外のサイヤ人選手と戦えるのが楽しみだと意気込みを語ってくれたが、今大会では二度目の日本人との戦いとなる。
 とはいえ、がっかりしているということはないだろう。今目の前にいる相手は、真のサイヤ人と言っても差し支えない選手だ。

 その選手とは、そう、MILCOOLだ。
 日本から参戦のMILCOOLは、ここまで凄まじい試合を続けてきた。
 既に三勝をあげているのは当然として、なんとまだ1ゲームすら落としていない。つまりゲームカウントは現在6-0中なのだ。
 危なげなく、冷静に、かつ大胆に攻撃を仕掛けていくそのプレイは、見る者を圧倒する。
「緊張すると指が動かなくなる」とは本人の弁だが、どうやら緊張は全くないようだ。その証拠に、どのゲームでも指はめまぐるしく動いている。

 二人の日本人選手が、フィーチャーマッチで対峙する。
 ここで勝てばGRAND FINAL。負ければLOSERSから再び這い上がらなければならない。
 GRAND FINAL進出を決めるのは、CHICKEN319か、それともMILCOOLか。

GAME 1

CHICKEN319使用パーティ・バトルメンバー

MILCOOL使用パーティ・バトルメンバー

 互いにパーティこそ違えど、選出したバトルメンバーは全く同じキャラクターとなった。ならば完全なるミラーマッチ。互いのプレイスキルが問われる戦いとなった。

 先手を取ったのはCHICKEN319。悟飯(RED)でコンボから必殺アーツまで繋げていき、悟飯(BLU)の体力を半分まで削る。

 立ち止まらないCHICKEN319は続けて悟飯(BLU)でも打撃を重ね、一気にMILCOOLの悟飯(BLU)の体力を1割まで落とす。開始30秒にして優勢なのはCHICKEN319。
 
 MILCOOLの反撃は悟天の究極アーツ。このまま受けるわけにはいかないCHICKEN319は即座に悟飯(RED)にチェンジし、ダメージをカット。被害を最小限に食い止める。

 更にMILCOOLの悟天とCHICKEN319の悟飯(BLU)は対峙する。2度の回避読みを互いに繰り返し、結果読み勝ったのはMILCOOL。読み負けのCHICKEN319の代償は射撃アーツの雨。
 更に悟飯(BLU)で究極アーツを放つと、これをCHICKEN319は悟飯(RED)で受ける。不利属性の攻撃ではあるものの、カバーチェンジの被ダメージカットが入ったことで、わずかな体力を残して耐えることに成功。

 勝負は突然動き始める。CHICKEN319が悟飯(RED)で必殺を放った直後、距離を詰めて打撃コンボ!体力の少ないMILCOOLの悟飯(BLU)はK.O.。まずは数的優位を獲得する。

CHICKEN319

 更にCHICKEN319はここで素晴らしいプレイを披露する。
 MILCOOLにライジングラッシュがないことを動きで確認し、MILCOOLの悟天に向かってライジングラッシュを放つ!
 このライジングラッシュ成就すれば一気に勝負は3対1。CHICKEN319の有利は揺るぎないものとなる。
 CHICKEN319は打撃アーツを選択。
 そしてMILCOOLが選んだのは…打撃アーツ!しかもMILCOOLの悟天の体力は1残る!これには思わず苦笑してしまうCHICKEN319。
 そして反撃によってCHICKEN319の悟天はK.O.。

 2対2となったこの勝負を決定づけたのは、体力が1だけ残った悟天だった。
 まるで未来を見ているかのような動きで射撃も打撃もすべて躱し、ダメージを蓄積させていく。結局そのままCHICKEN319の悟飯(BLU)をKO!

 これで1対2。気づけば逆転されているCHICKEN319。
 そして最後の悟飯(RED)に向かってMILCOOLはライジングラッシュを発動!これはなんとか回避するのだが。
 それすらも読み切っていたMILCOOLは次の攻撃手段をしっかりと用意していた。

 まずはMILCOOLが、劇的な勝利でGRAND FINALに近づいた。

CHICKEN319 0-1 MILCOOL

GAME 2

CHICKEN319使用パーティ・バトルメンバー

MILCOOL使用パーティ・バトルメンバー

 全く同じ選出となったGAME 2。
 今度は最初からエンジン全開のMILCOOL。コンボを成功させ、的確な回避読みで次々と射撃アーツをヒットさせていく。

 しばらくは一方的なMILCOOLの攻撃が続いたが、もちろんCHICKEN319も反撃の機会は常にうかがっていた。

 そしてその瞬間は訪れた。悟飯(BLU)同士の接近戦で攻撃を避けたのを契機に、CHICKEN319の猛反撃。悟飯(BLU)の攻撃は一撃だけにとどめ、すぐに悟天へ交代。超火力を持つ悟天で射撃アーツをなんと4連打!
 この連打に耐えることができず、MILCOOLの悟飯(BLU)は体力マックスから一瞬でK.O.となる。見事に悟天の特性を生かしたカウンターだった。

 更にチャンスは訪れる。悟飯(RED)同士の対峙でなんとCHICKEN319はライジングラッシュを仕掛ける!成功すれば必殺となるこのライジングラッシュ。またしても3対1を作り上げるチャンス。今度こそ、外すわけにはいかない。
 CHICKEN319が選んだのは先ほどと同じく打撃アーツ。
 一方、MILCOOLが今回選択したのは…打撃アーツ!!
 またしても。またしてもCHICKEN319はライジングラッシュを外してしまったのだ。

MILCOOL

 そしてこの隙を逃さず悟飯(RED)ですかさず反撃するMILCOOL。残り半分の体力の悟天に対してライジングラッシュは温存し、究極アーツを使用する。こちらでも削り切れるという計算だ。
 まさにその計算は正しく、究極アーツだけで悟天はK.O.。

 こうなってしまうとMILCOOLはもう止まらない。CHICKEN319の悟飯(RED)の必殺を当然のごとく避けると、一瞬で距離を詰めて打撃の連打と射撃でK.O.。

 最後に現れたのは悟飯(BLU)。この瞬間を待ち望んでいたMILCOOLは即座にライジングラッシュを叩き込む!
 
 この瞬間、GRAND FINALの椅子を手に入れる選手が確定したのだった。

CHICKEN319 0-2 MILCOOL

MILCOOL Win!

CHICKEN319「今の試合はもう、仕方ないですね。ここから残りの試合を全勝して優勝目指します」

 二度のライジングラッシュを引きずることなく、CHICKEN319はLOSERSから勝ち上がりを目指す。

MILCOOL「相手が単純に強かったです。勝因はライジングラッシュを読んだことだと思います。決勝も必ず勝ちたいです」

 まずは一足先に、GRAND FINALへ。すべてはその先のチャンピオンの座のために。

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