続いて登場したのは、PvP過去最高3位の日本が誇る強豪・MASAKATSUと、シンガポールの雄・HEARTLJ。
互いに得意なキャラクターがマイであるという両者。もちろん持ち込んでいる3パーティの内の一つには、両者ともマイが佇んでいる。
よりマイを上手く使い、勝利を手繰り寄せるのはMASAKATSUか、それともHEARTLJか。
GAME 1
MASAKATSU使用パーティ・バトルメンバー
HEARTLJ使用パーティ・バトルメンバー
ファミリータイプとフューチャーリジェネレーションズタイプの戦いは、バトルメンバー選出から始まっていた。
MASAKATSUはHEARTLJのパーティメンバーに鎮座しているセルを睨む。ファミリータイプに対して強力なセルが選ばれることはほぼ必至なのだ。そこで本来であれば選びたい悟空ではなく、セル対策として悟飯を選択した。
試合を有利にスタートさせたのはMASAKATSU。キャラクターチェンジを繰り返しながら打撃アーツを的確に繰り出していき、HEARTLJに反撃の隙を与えない。
コンボを繋いで行きながら、HEARTLJがマイに切り替えたタイミングを見逃すことなく、究極アーツを放つ。
この一撃でマイをK.O.にし、3対2の状況を作り上げる。
数の有利、ライジングラッシュの保有と余裕を持って戦いを進めるMASAKATSUは、ここからも見事に射撃アーツを駆使してHEARTLJを攻め立てる。
ライジングラッシュをちらつかせながらの攻めにHEARTLJも迂闊に動けない。2キャラとなってしまったことで交代も制限され、両手を縛られたような状態だ。
そしてこの優位をMASAKATSUは的確に突く。踏ん張りを持つ厄介なザマスだが、悟天の究極アーツはその力を封じることができる。反撃のチャンスを与えぬまま、MASAKATSUはザマスを悟天でK.O.してみせた。

HEARTLJも意地を見せる。最後に登場したセルでまずはライジングラッシュを決め、一撃でMASAKATSUのバトルメンバーを減らし、ファミリータイプキラーの実力を遺憾なく発揮する。
がしかし、抵抗はここまで。
バニシングゲージを使い切ったセルに悟飯の射撃アーツを避けるすべはなく。超火力の射撃を浴びたセルはあっという間に戦場から姿を消し、まずはMASAKATSUがROUND 1勝利に向け、大きな勝ち星をあげた。
GAME 2
MASAKATSU使用パーティ・バトルメンバー
HEARTLJ使用パーティ・バトルメンバー
ファミリータイプ同士の戦いとなったGAME 2。
しかしバトルメンバー選出が、明暗を分かつこととなった。MASAKATSUはこの戦いにおいて悟飯(BLU)を選出する。この同パーティの対決においてこの悟飯が有効だと判断したのだ。そしてこの選択が、ゲームに大きな影響を与える。
そしてゲームの主導権は、まさにこのMASAKATSUの繰り出した悟飯が引き寄せた。3対3の削り合いが続く中、MASAKATSUとHEARTLJの悟飯が対峙する形となってしまったのだ。
前述の通り、MASAKATSUは青、HEARTLJは赤。即ち勝るのは、MASAKATSUの悟飯。
有利相性から放つライジングラッシュに耐えられるはずもなく。まずはMASAKATSUが数で有利に立つ。
MASAKATSUの攻めは続く。既に体力が25%ほどしかないHEARTLJの悟空に、先ほどK.O.を決めた悟飯で攻撃を仕掛ける。
ここにはHEARTLJの狙いがあった。残り体力がほとんどない悟空から悟天へチェンジする選択肢もあったが、あえて悟空を落とされる選択を取ったのだ。これにより悟天の体力を無駄に減らすことのないまま、強化した状態で送り出し、逆転を狙いに行く。不利な状況での冷静なHEARTLJの判断だ。

しかし。反撃の一歩となる究極アーツを、MASAKATSUは瞬時の判断で交代して避ける!
こうなってしまうと、HEARTLJはお手上げだ。
最後はHEARTLJの悟天とMASAKATSUの悟飯が攻撃を撃ち合い、MASAKATSUが引導を叩き付けたのだった。
MASAKATSU Win!
MASAKATSU「うまく相手の癖を見切って、自分のプレイができたんじゃないかと思います」
終始光るプレイを披露したMASAKATSUが、勝利を自信に変え、次のROUNDに臨む。
HEARTLJ「MASAKATSUはとても強い選手なので、この結果は予想していましたが、次は負けません」
対戦相手を称えながら、闘志はしっかりと見せるHEARTLJ。MASAKATSUとの再戦のために、残りの戦いでの全勝を胸に誓う。