カバレージ

カバレージ

WINNERS TOP16 ROUND 1 MATCH 1:WALLACE VS DARRYL

 まずは台湾のWALLACEと、カナダのDARRYLが拳を交え合う。
 ダブルエリミネーションで行われる本大会。一度までは敗北が許されるトーナメントでもあるわけだが、二人の選手にはそんな心の余裕はないだろう。特にこの初戦は、今日一日の戦いを占う意味でも重要だ。
 
 そのことを、両選手とも意識しているのだろう。WALLACEは選出を決めると視線を端末から上へと移し、DARRYLは端末をずっと見つめる。姿こそ対照的だが、緊張が見て取れる。

 バトルメンバーの選出が終わり、しばしの静寂の後。
 大事な大事な初戦が、今始まった。

GAME 1

WALLACE使用パーティ・バトルメンバー

DARRYL使用パーティ・バトルメンバー

 WALLACEはガールズタイプ、DARRYLはフューチャー/リジェネレーションズタイプをそれぞれ得意としていると事前のインタビューで語っており、そのまま得意なパーティ同士がぶつかり合うGAME 1となった。

 ガールズタイプが圧倒的に有利とされるこのマッチアップ。選出段階ではWALLACEに分があるが、DARRYLは相性差を覆すことができるのであろうか。

 ゲームの主導権をまず握りにかかったのはDARRYL。回避読みを見事に決め打撃のコンボを決めていき、ライジングラッシュの準備を着々と進めていく。

 だが先にライジングラッシュを打ちに行ったのはガールズタイプ率いるWALLACE。寸前のところでマイの攻撃を回避し、リブリアンのメインアビリティを使用する。これによりマイを交代禁止にした上で打撃アーツでコンボを稼ぎ、ザマスでライジングラッシュを放つ!
 この一撃でマイはK.O.。まずはWALLACEが数的優位に立つ。

WALLACE

 そしてマイを落としたことは、単に数の優勢にとどまらない。
 DARRYLの使用するフューチャー/リジェネレーションズタイプはこのマイを軸としているといっても過言ではなく、ここで失ってしまうのは単に一人を失うのよりも大きい。

 WALLACEはここからも試合巧者っぷりを見せつける。
 セルによる強力な一撃にはしっかりとキャラチェンジで対応してリブリアンで受け止め、ダメージを最小限に抑える。攻めと守りの判断が実に早い。

 リブリアンが間もなくしてザマスを落とし、3対1。そしてザマスのライジングラッシュを見事に炸裂させ、まずはWALLACEがGAME 1を先取した。

WALLACE 1-0 DARRYL

GAME 2

WALLACE使用パーティ・バトルメンバー

DARRYL使用パーティ・バトルメンバー

 GAME 1を落としてしまったDARRYLは、このゲームでもフューチャー/リジェネレーションズタイプを選択する。一方のWALLACEは高い火力が自慢のファミリータイプでROUND1の勝利を目論む。

 パーティ相性ではまたしてもWALLACE有利となるマッチアップ。ザマスの踏ん張りをも貫通する悟天の火力が火を吹くか、それともDARRYLが文字通りの踏ん張りを見せるのか。

 戦いは、互いに一歩も譲らぬ幕開けとなった。序盤の攻防でライジングラッシュを先に使用したのはWALLACEだが、DARRYLはアーツ選択を見事に的中させる。これによってダメージを抑えながら、的確に反撃していくDARRYL。気づけばこちらもライジングラッシュを行使できるようになり、孫一族の体力を削り取る。

DARRYL

 だが、WALLACEの守りのタイミングは完璧だった。ライジングラッシュを有利相性で受け止めることでなんとか数的不利に陥らないようにし、勝負の流れを渡さない。

 お互いがライジングラッシュを打ち合い、状況は五分。そしてここで光ったのはWALLACEの読みだった。

 このゲームで幾度となく行われた、WALLACEの回避読み。回避行動の後の隙をアーツ技で狙い撃つWALLACEのプレイ。言うまでもなくこの攻撃は目視では行えず、相手が回避をしてくることを読み切り、攻撃を入力するしかない。そしてWALLACEは見事に攻撃を命中させ続ける。
 
 更にWALLACEの読みは冴え渡る。1体をK.O.したその瞬間、WALLACEはDARRYLの次の行動を既に読み切っていた。ザマスの反撃が来ることを、まるで未来予知していたかのように読んでいたWALLACEは、間髪入れずに必殺技をかぶせたのだ!

 僅か数秒で2キャラを失ってしまったDARRYLに、抵抗する力は既に残っていない。
 
 再三の読みを的中させ続けたWALLACEが、見事に初陣を勝利で飾ったのだった。

WALLACE 2-0 DARRYL

WALLACE Win!

DARRYL「とてもいい経験でした。WALLACEは強くて、彼から学ぶこともありました。今回は負けてしまいましたが、次も頑張ります」

 後のなくなったDARRYLはまずは勝者を称えた。その目は、既に次のラウンドを見据えている。

WALLACE「かなり緊張していましたが、いい感じでプレイできました」

 緊張を感じさせない素晴らしいプレイを見せたWALLACEは、最高のスタートを切ることとなった。

記事一覧に戻る